純文学
こんな文学を読んだことがあるか?恐らく現代文学では異質な作風で、だからこその衝撃なのである。内容は青年が偶然にも拳銃を拾って、そこから青年の日常が徐々に狂い始める。拳銃を所持することによって生じる青年の苦悩を描くという、なんとも一昔前の文…
芥川賞作家のひとり、町屋良平の処女作。『青が破れる』描かれているのはふわりと何処かに飛んでいきそうな、とてもとても軽い言葉たち。なのにどうしてここまで胸を苦しめるのか?小学生でも読める文章なのに、表現されているのは大人のための叫びである。…
今年のノーベル文学賞受賞者は?毎年、度々名前が挙がる人物、村上春樹。初めて書き上げた『風の歌を聴け』は群像新人文学賞を受賞。編集部からの連絡は神宮球場で野球を観戦していた時だったとか、そんな話もある、規格外の人物。それは作品にも反映されて…
高校から読書の面白さに目覚めた。未だにもっと前から本の魅力に気づけたらと思っている。そんな後悔を現役中高生には味わってほしくない!中学生の頃は国語の時間があまり面白くなかった。読んでいる作品がエンタメではなく、堅苦しい文学作品ばかりで退屈…
今回はネタバレ前提で色々書いていきたいと思います。と云うか既読の方を想定している前提で書かれた文章だと思ってください。主題になるようにエセ評論をしてみようかなと思います。まあ、どこの馬の骨とも分からない奴が書く文章なので駄文であることは重…
村上春樹と村上龍でダブル村上なんて呼ばれている二人。しかし作風は決して似ていると云う訳ではありません。全く別の切り口から純文学を描く。殊に村上龍処女作の「限りなく透明に近いブルー」はそれが顕著です。そしてこの作品の読書体験は同時に衝撃です…
今回は村上春樹の処女作「風の歌を聴け」について紹介していこうかと思います。と云ってもこの村上春樹の作品、どうにも内容が分からない。理解できない。高校時代の国語の先生も「何を云っているのかちんぷんかんぷん」と云っていました。しかし読んでしま…
まさにパンク文学なんて呼ばれている町田康作品の数々。そんな中から今回は町田康さんの処女作「くっすん大黒」について紹介します!現代小説でありながら文章からにじみ出るのは近代で活躍した文豪のような空気なんです。でありながら近代小説では表せられ…