かぴばら先生は語る

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毎日を本とのおしゃべりで費やしておりますわたくしが今迄の読書体験で「これはイイ!」と感じた作品を紹介していきます。

おすすめミステリー、メフィスト賞受賞作「冷たい校舎の時は止まる」

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辻村深月さんと云えば今やいわずもがなの有名作家さんです。

「ツナグ」では吉川英治新人賞を、「鍵のない夢を見る」では直木三十五賞を受賞されている実力派です。

ここ数年には本屋大賞のノミネートも度々されています。

今までの栄光、そしてまだまだこれからも期待されている辻村深月さん。

そんな辻村深月作品から今回紹介するのは辻村さんの処女作にしてメフィスト賞受賞作、

「冷たい校舎の時は止まる」です!

処女作だというのに文庫本にして上下巻。一巻、約600ページの大長編!

これは読むしかありません。

詳しく紹介していきます!

「冷たい校舎の時は止まる」

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

 
冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

 


ある雪が降る冬の日、受験を控えた高校生の彼ら彼女らは集まるべくして集まった。

その日は朝の通学路からおかしかった。

いつもこの時間帯は通学のために道路が学生でひしめき合っているはずなのに、今朝は彼ら以外誰もいなかった。

学校に行ってみるとそこには仲良し同士の8人の学生しか集まっていなかった。

他の教室を見てももぬけの殻。

授業を知らせるチャイムが鳴っても一向にほかの学生は来なかった。

異変に気付き始めた8人の学生は学校からの脱出を試みるもそれは無駄に終わった。

昇降口のドアを開けようにもドアノブ自体が回らない。

時計は何故か5時53分で止まっている。

学生たちは最初担任教師の榊のイタズラだと思っていた。

しかしその後尋常ではない出来事が次々と起こってそして8人はある仮説に行き着く。

忘れていた事実を思い出す。

文化祭最終日、同級生の誰かが屋上から投身自殺をした。

その自殺した人物がこの異様な空間を作ったのではないか?

凍り付く校舎の中、8人の学生は顔も名前も忘れてしまった同級生のことを思い出す。

そして一人一人と消えていく……

読んだ感想


定番のクローズドサークルもの! そして青春ミステリー!

これだけでワクワクしてしまいますね。

そんな今作、ページ数が多すぎて最初は途中で辟易としてしまうかとも思ったんですが、それは杞憂でしたね。

読み始めていつの間にかページを捲ればそのつぎのページも早く捲りたくなっているんです。

そして一気に読み終えてしまう。

物語の内容が一人一人の登場人物に各章丁寧に焦点を合わせて描いており、そのことによってストーリー自体もとても重厚的な作品となっている。

素晴らしい!

既存のクローズドサークルでは犯人を当てるのが普通なのですがこの作品はなんと、「死んだ人」を探すんですね。

文化祭の最終日、自殺した同級生。

この8人の中にその人物が?

突然回りだした時計。しかしそれには理由があって……

決まって時計の針が5時53分を指すと一人一人と消えていく。

消えていく人物が直前に見た犯人の顔。

そして思い出される自分の気持ち。

おすすめミステリー「冷たい校舎の時は止まる」でした!

最後に


ここまで読んでくださった方ありがとうございます!

それでは今回はここまでです。

( ´Д`)ノ~バイバイ 

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

 
冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

 
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