かぴばら先生は語る

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村上春樹が講演会をしたと云うことなので「風の歌を聴け」を紹介してみる

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今回は村上春樹の処女作「風の歌を聴け」について紹介していこうかと思います。

と云ってもこの村上春樹の作品、どうにも内容が分からない。理解できない。

高校時代の国語の先生も「何を云っているのかちんぷんかんぷん」と云っていました。

しかし読んでしまう。

何か魅惑的な魔力かなんかが作用しているのでしょうか?

国語の先生も「結局好んで読んでしまう」と先程の発言の後に云っていましたし。

何だかよくわからない、しかし多くの人々から絶賛されている、そんな不思議な作家村上春樹の処女作「風の歌を聴け」、紹介していきましょう!

風の歌を聴け

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

 

村上春樹のデビュー作
1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしない――。群像新人賞を受賞したデビュー作

1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。


あらすじは私も何かよくわからないので上記を参考にしてください。

けれど私も最後まで読んだんですよ!

夏休みの頃です。熱中してすぐに読み終わったこの作品。

しかし不思議かな。この物語を語ろうとすると言葉に詰まっちゃうんですよね。

色々考えた結論、この作品は物語の面白さを伝えよう、と云う訳ではなくおそらくもっと身近な何かで、泥くさくてけれどかっこよくて……まあそんな感じです。

早い話、読んでください!

読んだ感想


親密性の高いどこか親しみを覚える、しかしやっぱりどこか浮世離れした登場人物たち。

主人公の「僕」の友人「鼠」、こいつは金持ちで一番浮世離れしている感じを抱きながらも、反して一番親しみを覚える人物でもあるんですよね。

何故だろう?

そこが村上春樹のすごさなのだろうか?

あんまり認めたくないけど(だってすごい売れっ子作家さんじゃないですか! ただの嫉妬ですよ!)

そして主人公の恋の相手、小指の無い女性。

この女性も不思議だなあ。

こんな女性絶対いないだろうけど、でもいたらいいなあ、なんて思っていたり思っていなかったり。

村上春樹作品の登場人物って正直云うとこんな人物いねぇーだろ! って思うことが多々ありますがしかしそれを何でか受け入れてそのまま最後まで読ませてしまうから、村上春樹はなんだかなあ~って思います。

どこか憧れのような感じなんですかねぇ。

だけどもう少しまともに生きたいと思うしなあ~。

うん、よくわからない。

そんなこんなで村上春樹風の歌を聴け」でした。

恐らくこの紹介で作品の内容が分かった人はほとんどいないと思いますので、そこはご自身の手で読んで感じてください!

最後に


ここまで読んでくださった方有難うございました!

それでは今回はここまで!

バイバイ(^_^)/~

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)