【おすすめアニメ映画】2019年に観たアニメ映画を振り返る【後半戦】
それでは2019年アニメ映画の振り返り、後半戦を始める。
前半戦はこの記事の一番下にURLでも貼るのでそちらと一緒に楽しんでほしい。
2019年・アニメ映画の振り返り
前回の続き。
それでは六月中旬に観たガルパンから。
『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』
平和だった大洗女子学園に突如降って沸いた河嶋桃の留年騒動。AO入試で大学に入学できるよう、桃を隊長に据えて冬の大会「無限軌道杯」に
挑む大洗女子チームだったが、初戦の相手・BC自由学園に思わぬ大苦戦!みほ達の、桃の未来は早くも閉ざされてしまうのか?果たして、勝利の行方は……!?
第1章から一年くらい経ったか?
第2章では前回のBC自由学園戦の決着、そして次に待ち受ける思わぬ相手⁉
第二戦の知波単学園との戦いがすごく熱い!
日本戦車の活躍はやはり胸躍るものがあるし、今までの知波単学園とは一味違った、ついに牙を見せるその姿は涙すら禁じ得なかった。
第2章に関しては通常の映画館と極上爆音上映とで2回楽しんだ。
2回見るほどの価値がある作品だと思う。できれば映画館での鑑賞をお勧めするが、さてどこかでやっていないだろうか?
『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』
鴨志田一の小説“青春ブタ野郎”シリーズ。2018年10月より放送された、TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続編が映画化。“藤沢”に暮らす梓川咲太は高校ニ年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧之原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ…。
原作を既読済みなので、初見の驚きというモノは感じなかったが、それをアニメーションで楽しむ経験は得難いものなのである。
内容は知っていたものの、何回追体験してもこのストーリーは感動してしまう。
平日に映画館に行ったのだが観客は満員だった。
それほどに人気で、それほどに胸を打つ作品なのだろう。
しかして上映中は赤ちゃんの泣き声で、申し訳ないが少し集中できなかった(笑)
けれど赤ちゃんの泣き声があるにしても、それを上回るアニメーションの、そして物語の力があったので、すぐに引き込まれた。
が、やはり赤ちゃんの声が遠くから聞こえた。けっこう大きな声だったのだ。
まぁ、赤ちゃんは泣くのが仕事なので恨んではいない。
ただ機会があればもう一回映画館で観たいものだ。
『天気の子』
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、祈るだけで、空を晴れに出来る不思議な能力があった…。
公開日に観て、またその後、極上爆音上映でも観た作品。
今や大人気アニメーション監督となった新海誠の新作。
拳銃を拾う主人公には中村文則の『銃』を不覚にも思い出してしまった。
本編中にはサリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳)が登場したりしていたので、文学の影響が少なからずあるのかもしれない。
ちなみに新海誠の好きな本は村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』らしい。
映像に関しては前作『君の名は』と引き続き、いやそれ以上の映像美だった。
というか前作とは映像美における印象深さが異質だったので安易に比べるのもどうかと思うが。
前作は地方の壮大な自然を。
今作では都会のネオンや煌びやかな風景やそこに付与される雨の描写の美しさ。
全く反対に位置する美しさなのでそれぞれで楽しめる。
物語も後半にかけての展開の凄まじさはハラハラドキドキ。
万人におすすめできる作品である。
『トイ・ストーリー4』
“おもちゃにとって大切なのは子供のそばにいること"──新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズらの前に現れたのは、ボニーのお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。
彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう…。
フォーキーを救おうとするウッディを待ち受けていたのは、一度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会い、そしてスリルあふれる冒険だった。ウッディが目にする新たな世界とは<? br>ウッディやバズら仲間たちの新たな旅立ちと冒険を描く「トイ・ストーリー」史上最大の感動アドベンチャー。
賛否両論が巻き起こった作品。
私も子供たちが多い中、一人ぽつんと見た感想は「マジか」というものだった。
『トイ・ストーリー3』まで観たからこそ個人的には少し許せない幕引き。
今まではおもちゃとしての存在意義をエンタメというストーリー構成をもって上手く創り上げていたのだが、この新作に関してはエンタメとしてはご法度であり、今までのストーリーを大きく否定した禁じ手でもある。
おもちゃとしての新たな答えを見つけたウッディに称賛を送るべきなのかもしれないが、それは「ウッディに」である。
決してこの作品を肯定は出来なかった。
まぁ、いろいろ考えさせられる作品なので観るべきでないとは言わない。
いや、逆に観た上で自分なりの答を見つけるべきだ。
『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから女神・アクアを道づれに異世界転生することに。「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、厄介なことばかり降りかかる。そんなある日、紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言「私、カズマさんの子供が欲しい!」にカズマたちは凍りつく…!
制作会社が変わって少し不安だったが、結果、すごい良かった!
まぁ、監督やその他スタッフは大きく変わっていないから当然かもしれないが。
テレビシリーズでのあのゆるふわ下品なギャグテイストはそのままで、しかし最後にかけてのアクションシーンはやはり劇場版だ! と言った感じ。
やっぱこのすばは最高だ!
『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン外伝-永遠と自動手記人形-』
……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。
劇場で観るヴァイオレットがこんなにも美しく、美しく、美しいものだったとは! そして不思議と涙が堪えられなかった。
物語はもちろん、テレビシリーズからの画面比率の変化によってなんと重厚感あふれる作品になったことだろうか!
こういう映画体験は一生の宝物である。
近日公開の劇場版が楽しみ。
『HELLO WORLD』
京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる…。
京都を舞台にしたSFストーリーで原作は野崎まどで「え? なんか既視感が」と思ったら『know』という小説があったのだ。
kapibarasensei.hateblo.jp
恐らくそれの進化系というか発展形。
個人的には大変楽しめた作品。
こういったSFは大好物。
そして舞台が京都と聞けばこんなにワクワクしてしまうのは仕方ないだろう。
説明不足は否めないがそれが映画の魅力の一つでもある。
『空の青さを知る人よ』
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。
そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。
当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。
あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。
そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。
金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。
それを知ったあおいの前に、突然“彼"が現れた。“彼"は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。
思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。
せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
最高だった。
大学の午後の講義をサボって映画館に向かった思い出。
ラストスパートの主題歌を流したあのシーンは感動以外の何物でもなかった。
悲しいとか切ないとかではなく、これはとてもとても熱い情熱からこぼれ落ちる感動なのである。
どこに向かえばいいか分からない、このどうしようもない苛立ちとは、苦悩とは、、、
やはり青春は最高だ!
追伸:あいみょんも最高。
『冴えない彼女の育てかた Fine』
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵がメインヒロインの同人ゲームの制作を思いつく。同人イラストレーターの澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でライトノベル作家の霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing softwareを結成。やっとのことで一作目を発表したが…。TVアニメ「冴えない彼女の育てかた」シリーズ劇場版!
さぁ、冴えカノの幕引きを、彼ら彼女らのフィナーレを刮目しよう!
今までのすべてがこの劇場版に収束し終息した。
恋愛も青春もゲームも!
そして彼らの物語は続いていく。
なんというか久しぶりに昔のアニメやゲームなどの「好きの感覚」を思い出させてくれた作品。
ありがとう!
最後に
ということで以上!
2019年に観たアニメ映画のすべてである。
「いや、あれ観てなかったのかよ!」などそんな意見があったら気軽にコメントをいただきたい。
書き洩らしもしくは単に観ていなかっただけかも知れないので今後の参考のためにも是非。
それではこの辺で。
(↓前半戦の記事)